【あらすじ】ユリゴコロ#2(コミック版)

【あらすじ】ユリゴコロ#2(コミック版)

今回、ご紹介する作品はコミック「ユリゴコロ」(コミック版)です。

原作:沼田まほかるさん、作画:亜月亮

 

ベストセラー「ユリゴコロ」がコミック化されました。

最近では映画化もされ、話題の作品となっていますよね。

 

ある一家に起こる不幸な出来事の数々

実家の押し入れから見つかった殺人の告白が綴られたノート

これは作り物?それともリアル?

亮介は手探りのうちにノートを読み進めていく。

その先にあるものとは何なのか?

それでは#2をご紹介していきましょう!!

 

ユリゴコロ

 

#scene.1-2

 

亮介はふと子供の頃のことを思い出した。

 

なぜ自分がこんなことを思い出しているのか、理解できない。

 

でも確か、あれは僕が4歳くらいのとき、肺炎か何かで数カ月間、入院したあと・・

 

退院して家に帰ったら母が別人に入れ替わっていた・・・

 

(と、思い込んだ)

 

 

「ちがうよ!この人、おかあさんじゃない!!」

 

「おかあさんはどこ?」

 

 

<ハハ、何言ってるんだ亮介>

 

<スネてるのか?入院中、お母さんが病院に来てくれなかったから>

 

父や祖父母たちは口々にそう言っている。

 

母だというその女性は

 

<ごめんね、亮ちゃん。おばあちゃんが体こわしちゃって・・お母さん、会いに行けなくて・・>

 

<長いことよくがんばったわね>といって抱きしめてくれた。

 

 

<混乱しても無理ないな、入院中に引っ越しがあって知らない町に住むことになったし>

 

<急に祖父母と同居になったものね>

 

大人たち全員に言われ、

 

<なに、そのうちに慣れるさ>と父にも言われると幼かった4歳の自分は真実が分からなくなってしまった。

 

 

おかあさんが入れ替わってる?!

もうそれだけで怖いんですけど・・・大丈夫かな。

Σ(o>艸<)

 

 

 

結局、真相はうやむやになってしまったけれど、ダンボールから出てきたこのバッグを見ていると一人の女性が思い浮かんでくる。

 

 

しかし、

その女性は一体、誰なのだろう?

 

この間まで一緒に過ごしてきた母さんなのか?「入れ替わる」前の架空の母のイメージなのか・・・。

 

 

 

亮介はそんなことを考えながら、ふとノートに目をやった。

 

ノートの表紙にはナンバーがふられていて1~4までの数字が書いてある。

 

ノートを手に取り、ページをめくってみる。

 

 

 

「ユリゴコロ」

 

 

 

と書いてある。

 

 

亮介にはその意味はもちろん分からない。

 

「タイトルか?どういう意味だろう?」と思いながらページに目をやる。

 

 

 

<私のように平気で人を殺す人間は脳の仕組みがどこか普通とちがうのでしょうか。>

 

 

 

<医学的研究がこれからもっと進めば、人殺しが治る薬というのもできるかもしれない。>

 

 

<そうしたら、やはり私もその薬を飲んでみると思います。>

 

 

<人殺しをしたからといって罪悪感など感じたことはありませんが・・・>

 

 

 

<なにから書けばいいのでしょう。>

 

 

<こんな人間になる前兆とか、きっかけとか、うまく説明できるといいのですが。>

 

 

<回想シーン>

 

 

「この子には「ユリゴコロ」がないから仕方ないですね」

 

病院の診察室。

 

 

幼いころ、私は母に連れられて定期的に病院に通っていました

 

 

幼い私にはその言葉の意味はわかりませんでしたが・・

 

どうやら私には「ユリゴコロ」というものがないらしいのです。

 

 

「ユリゴコロ」がないというのは大変なことで・・

 

 

この子なりに何かのユリゴコロを見つけ出せれば・・

 

 

みんな持っている「ユリゴコロ」・・

 

私はなんとかして手に入れたいと思うようになりました。

 

 

そして、ある日とうとう見つけたのです。

 

「わたし」がショップで人形をみつめている。

 

「なぁに?お人形なんか欲しいの?」と母親に言われ、買ってもらった人形。

 

この子は「ユリコ」

 

 

私の「ユリゴコロ」・・

 

 

やっと見つけた・・

 

 

私は毎日、ユリコと遊びました。

 

 

 

ユリコは私。

私はユリコ。

空っぽの私たち。

 

 

ユリコは私の「ユリゴコロ」。

 

 

私はもうだいじょうぶ。

 

 

そんな私を母親は気味悪そうに見ていましたが・・

 

 

ユリゴコロという聞きなれない言葉に振り回されながら、亮介を同じ目線でノートを読み進めていく。

あまりにも手掛かりのない内容に心臓がバクバクしてます・・・

(>ェ<;

 

 

ユリコのおかげで私は小学校の普通学級に編入できました。

 

 

同じクラスにはミチルちゃんという子がいました。

 

可愛くてお金持ちで勉強もできるクラスの女王様・・

 

 

ミチルちゃんはユリコみたいに長いまつげをしていました。

 

ある日、クラスメイトたちとミチルちゃんの家にあそびにいくことになりました。

 

ミチルちゃんの家はとても広いので私はいつも勝手に一人で庭を歩きまわっていました。

 

 

庭の一角には・・使われていない古井戸がありました。

 

古井戸には落下防止のための木蓋がされていましたが、その一部が朽ちていて隙間ができていました。

 

 

 

そこから中を覗くと真っ暗で果てしない闇でした。

 

 

最初は恐ろしくて後ずさりをしてしまいました。

 

 

闇が私を飲み込もうとしていたのです。

 

 

なんとかしないと!!

 

なんとかしないと!!

 

 

そう思っていると木の茂みの一枚の葉の上にかたつむりがいました。

 

 

かたつむりを手に取り、古井戸を覆っている木蓋の隙間からそっと落としました

 

 

 

良かった・・・

かたつむりが身代わりになってくれたから、今日は私は闇に飲み込まれることはない・・

 

 

それからの私はミチルちゃんの家に行ったときはいつも井戸の穴に小さな生き物を落とすのが秘密の仕事になりました。

 

 

穴に落とせば小さな生き物たちの命はなくなると知っていながら、神様に命じられてするべきことをしているような・・・

 

 

不思議な喜びの虜になっていきました。

 

 

<#2 おわり>

 

 

 

かんかんの「ユリゴコロ#2」感想

 

亮介が実家の押し入れからみつけた女性用のバッグとノート4冊。

いよいよノートに記載されていたことが明らかになってきました。

精神的なのか、心のものなのか、何かしらん問題のある子供が登場しました。

男の子か、女の子なのかも読み手である私たちにも分かりません。

その子供が自分の中でストーリーを仕立て、小さな生き物の命を絶つ。

しかし、これはこの子だけに限った話ではなく、

一般的にも子供というものは時々、小さな生き物に対して残酷なことをすることがあると思います。

誰にでも経験のあること、思い出のあることではないでしょうか。

でもいつのころからか、そのような行為はなくなるものです。

「ユリゴコロ」それさえも何者なのか分からない現状ですが、それが欠けているのだとしたらこのノートの中の「わたし」は年をとっても生き物の命を絶つということをやめられないということなのかもしれません。

しばらくは「わたし」の成長を見ていくことになるのでしょう。

#2はここまで。

次回、#3をどうぞお楽しみに!!

 

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