「わたし」とある青年との運命の出会い【ユリゴコロ】#10(コミック版)

「わたし」とある青年との運命の出会い【ユリゴコロ】#10(コミック版)

今回、ご紹介する作品はコミック「ユリゴコロ」(コミック版)です。

原作:沼田まほかるさん、作画:亜月亮さん

 

ベストセラー「ユリゴコロ」がコミック化されました。

最近では映画化もされ、話題の作品となっていますよね。

ある一家に起こる不幸な出来事の数々

 

実家の押し入れから見つかった殺人の告白が綴られたノート

小説とは思えないまるで「殺人鬼の告白手記」のような内容。

読めば読むほど混乱する亮介

 

「わたし」とは一体誰なのか?

 

父か?

母か?

全く別の人物か?

 

それでは#10をご紹介していきましょう!!

 

 

ユリゴコロ

 

#scene.3-2

 

謎のノートは3冊目に入った。

 

その冒頭には2冊目のノートが終わった時点で話は終わりにするつもりらしかった。

 

しかし、何かが起こったのか、再びノートに記載を始めると記してあったのだ。

 

「わたし」は社会人になっていた。

 

自分の中に渦巻いている闇を隠しつつ、あたりさわりなく働いていたものの、誰とも関わらず、人と接することを好まない「わたし」は社内で浮いた存在だったのか、入社1年ほどで退職することになった。

 

 

息苦しい会社勤めから解放され、「わたし」は毎日、フラフラと自由に過ごしていた。

 

昼間、ぼんやりしながら過ごしていると自分の中のユリゴコロがよみがえってくる。

 

ユリゴコロの中には、みつ子、ユリコ、ミチルちゃん、名前も知らない公園であった男の子みんないた。

 

これ以上の罪を重ねないよう、捕まってしまったほうがいいと思えるほどだったが、出来なかった。

 

 

ある夜、私はひょんなことから売春することになり、お金をもらえることを知った

 

自分の体になんら執着のない「わたし」は男たちの言いなりになり、見返りにお金をもらい、都合のいい仕事として受け止めていた。

 

中には昔、勤めていた会社の上司と出くわし、その男性を手に掛けたこともある。

 

娼婦として生きてきた中で客を殺めたのは以前にも一人いた。

 

 

そこには動悸も何もなく、ユリゴコロとも関係ない。

 

 

明らかな「殺し癖」だった。

 

 

私はまた一人の男性に声をかける。

 

今思えば、これが運命の出会いだったのだ。

 

 

私が時間を聞く。

 

その青年は丁寧に教えてくれる。

 

そしてもう一度、時間を聞く。

 

青年はようやくその意味に気が付く

 

私はお金に困っていると言うと、

青年は財布から5千円を渡そうとしてくれた。

 

自分も所持金が少なくて・・と言いながら。

 

 

<#10 おわり>

 

 

かんかんの「ユリゴコロ#10」感想

 

ノートを書かなかった間も「わたし」は生き続けていましたね。

小学生のころ、みちるちゃんを殺めてから「ユリゴコロ」と一緒に。

でもそんな「わたし」でも運命の出会いが待っていました。

娼婦という体を売る仕事をしているときに・・・

この出会いによって「ユリゴコロ」は消滅するのでしょうか。

この作品を読んできてだんだん「わたし」を「ユリゴコロ」から解放してあげたいという気持ちが大きくなってきました。

子供や若いころならまだ一人でも耐えていけるけど、年を取ると一人で生きるには寂しすぎるから・・

まだ青年のことはよく分かりませんが、「わたし」が「ユリゴコロ」を忘れられる存在となりますように・・・

次回、#11をどうぞお楽しみに!!

 

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