衝撃の告白!!青年の過去が今、明かされる!!【ユリゴコロ】#12(コミック版)

衝撃の告白!!青年の過去が今、明かされる!!【ユリゴコロ】#12(コミック版)

今回、ご紹介する作品はコミック「ユリゴコロ」(コミック版)です。

原作:沼田まほかるさん、作画:亜月亮さん  

 

ベストセラー「ユリゴコロ」がコミック化されました。

最近では映画化もされ、話題の作品となっていますよね。

 

ある一家に起こる不幸な出来事の数々  

実家の押し入れから見つかった殺人の告白が綴られたノート

 

小説とは思えないまるで「殺人鬼の告白手記」のような内容。

読めば読むほど混乱する亮介  

「わたし」とは一体誰なのか?   父か? 母か? 全く別の人物か?  

 

それでは#12をご紹介していきましょう!!

 

 

 

ユリゴコロ

 

 

#scene.3-4

 

 

仕事を辞め、夜に娼婦の仕事をしていた「わたし」

 

偶然、知り合った青年はとても親切にしてくれた

 

 

体の関係もないまま、食事をご馳走になり、更にお金を渡してくれる。

 

「わたし」がお金の受け取りを拒否すると、その代金の分だけある仕事を頼まれた。

 

 

仕事は、青年が眠るまでそばにいること。

 

 

その仕事が何度か続いたとき、青年は自分の過去について話を始めた。

 

 

ボクの・・罪のこと、話してもいい?今まで誰にも話したことないんだけど・・」

と切り出した青年。

 

 

「わたし」は受け止めることにした。

 

 

「・・人を」

 

「・・子供を殺してしまったんだ」と青年はつぶやいた。

 

 

「私も4~5人殺しましたよ」と答える「わたし」に青年は少し笑って「慰めてくれているつもり?」と言った。

 

 

「もう何年も前の話だ・・ある公園で・・」

 

 

「道路わきの溝に落ちた妹の帽子を拾おとしてる男の子を見かけて・・・手を貸そうと溝の重い鉄の蓋を持ち上げてやったんだ」

 

 

「なのに僕は途中で重みに耐えられなくなって・・」

 

 

「溝に首を突っ込んだ状態の男の子の上に」

 

 

 

そこまで聞けば、思い出すには十分だった。

 

「わたし」の中で当時の記憶が甦ってくる。

 

 

 

<アナタが・・・あの時の?!>

 

 

 

青年のその後は過失致死で執行猶予がついたのだった。

示談金は両親が残してくれていた不動産でまかなえたらしい。

 

しかし、男の子の命を奪っただけでなく、男の子の妹や両親に一生癒えない傷を負わせてしまった。

 

 

青年は以降、眠ろうと目を閉じると、あの子の小さな2本の脚が浮かんでくるのだ。

 

 

青年は続けて「あの事故のとき、もう一人、女の子がいたんだ。中学生くらいの・・・」

 

 

「通りすがりに手を貸してくれようとしただけなのに・・あんな怖い思いをさせてしまって・・」

 

 

「もしかしたらボクみたいに今でも苦しんでいるかもしれない・・」

 

 

 

彼は苦しい胸の内を吐き出した。

 

 

中学生くらいの女の子・・・紛れもない。

 

 

「わたし」だった。

 

 

「わたし」は

「その女の子は大丈夫なはず・・もし、気持ちの弱い子なら初めからそんな危ないことの手助けはしないと思います」と答えた。

 

 

彼は当時の女の子が目の前にいるとは夢にも思っていないでしょう。

 

 

青年は「わたし」に

 

「ありがとう、君は優しいんだね」

 

と御礼を言うのだった。

 

 

ちょうどそのころ、「わたし」の体調に異変が起きた。

 

 

食欲がなく、吐き気が続く・・・。

 

 

そう・・・

「妊娠」していたのだ。

 

 

どの男かもわからない子供を・・・。

 

 

娼婦の仕事をしていたにも関わらず、妊娠といったことが自分に起こるとは・・・。

 

 

「わたし」が混乱する中、青年はさらに驚くことを言い出した。

 

 

「結婚しよう」

 

 

結婚して一緒にお腹の子を育てるんだ。

 

 

「わたし」は断固として拒否した。

 

 

子供を産むことも、自分が母親になることも。

 

 

しかし、青年は

 

「その子は僕たちに与えられた存在。きっとこれは運命なんだ」

 

「そうとしか思えない・・だから君と僕で育てよう」

 

 

青年は一人の子供を死なせた代わりにもう一人の、父親もわからない子供を育てる・・・

それが運命だと考えていた。

 

 

「わたし」は<運命>について考えた。

 

 

運命は本当にあるのだろうか?

 

運命とユリゴコロは同じものなのだろうか?

 

私の運命はアナタなのだろうか?

 

 

答えなど出ないまま、お腹は大きくなっていった。

 

 

青年は新しい生活の為に就職し、二人のアパートを借り、「わたし」と一緒に暮らし始めた。

 

 

そして、出産

 

 

 

ノートは3冊目の途中。

 

突然、鳴り出した携帯に驚く亮介。

 

電話は弟の洋平からで父の体調が優れず、タクシーでそっちに向かったという。

 

 

もうゆっくりノートを読んでいる時間はない

 

慌てて荷物がまとめてある段ボールを片付ける亮介。

 

 

慌てているため4冊目と表記のあるノートが手元から落ちてしまう。

 

ふいに開かれたページ。

 

 

そこには・・

 

 

<どうかそのことをいつまでも忘れないでください。>

 

<私がいつかまた生きてアナタに抱かれることがあるとしたら>

 

<もう一度、子供を産みたい。>

 

 

<死なせてしまうこの子の代わりに、今度こそ、アナタのほんとうの子供を産みたい。>

 

 

そう書かれていた・・・。

 

 

      <#12 おわり>  

 

 

かんかんの「ユリゴコロ#12」感想

 

青年の告白は衝撃的でしたねー!!

子供の事故も大変つらいことでしたが、何より「わたし」とすでに接点があったこと!!

あの鉄板を持ち上げていた男の子だったんですねー!!

「わたし」が青年の告白に引いてしまうことなく、聞き入れてくれたことで青年の心は解放されたでしょう。

青年にとって「わたし」の存在は大切なものになっていったでしょうね。

だから妊娠が分かったとき、誰の子供かも分からないにも関わらず人生を共にしようと言えたのではないでしょうか。

青年と「わたし」、奇妙な運命の二人。

そして子供が生まれることで「家族」になる・・・。

ただ、最後に出てきた4冊目のノート、不穏な空気を感じます。

彼らは幸せになれないのかな・・・。

#13をどうぞお楽しみに!!

 

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